どんなに遠回りしても最後には夢は叶う

長妻怜央くんを中心にLove-tuneを応援中

舞台 何者 感想

2017.11.25〜12.10 銀河劇場

CAST
二宮拓人 阿部顕嵐
小早川理香 美山加恋
宮本隆良 長妻怜央
神谷光太郎 鈴木勝大
田名部瑞月 宮崎香蓮
サワ先輩 小野田龍之介

オフィシャルサイト
http://www.nanimono-butai.jp/

まずは、顕嵐くん長妻くんに、こんなに素晴らしいお仕事、本当にありがてぇぇぇぇ!!!!!でした。

朝井リョウさん原作の小説『何者』の舞台版。小説も読んだし映画も見た私は、もうこの作品のイメージが出来上がってしまっていたので、舞台を見てどう感じるかなーと思っていたのですが…

初日に見てもうすぐに、
『舞台版何者万歳!!!!』ってなりました。

いやでも、凄いものができるだろうなとは思っていたんです。だって、脚本に『ようこそ我が家へ』や『貴族探偵』の黒岩勉さん。演出が安井くんもお世話になった丸尾丸一郎さん。そしてダンスは、欅坂でお馴染みのTAKAHIROさん。共演者も凄いメンバーですよね。その中に、顕嵐くんは主演経験もあるし、うん。わかりますが、な、長妻くん!?確かに月9経験はあるけれど、ジャニ舞台ではそんなに沢山セリフをいただく方ではなかったし、あっても『アメージング!!!!』とか『豪華客船の暮らしを楽しみましょう〜ワッハッハー』とか、『ユウタの居場所教えろよ!』とかだったので、舞台での彼の演技力はいかなるもんか担当の私でも計り知れないでいました。


でも実は私『セリフ噛まないで言えるかな?』『長いセリフ覚えられるのかな?』等とばかり考えていて(失礼)、とにかくそんな心配ばかりしていまして、まさかね、あそこまでリアルな演技ができるとは…。宮本隆良という人格が憑依したかのような長妻怜央が見られるなんて思ってもいなかったです…!


本当に想像以上の長妻くんの演技力(きっとそれは備わっているものではなく、彼の努力の賜物である)、そして舞台の仕上がりと面白さに感動しました。
映像とダンスを駆使して、登場人物の心情を表現したり、SNSでの呟きをストーリーとうまく絡めることで、流れを作っているのが素晴らしいなと思いました。


ここからは、長妻担目線の何者、シーン別の感想を…

①『宮本隆良!!!!』
冒頭の面接のシーン後の登場人物それぞれが出てくるシーンです。
一人ずつ登場しながら、SNSの紹介文がバックに映し出され、それぞれが声に出して読みあげます。
この作品ではSNSの呟きを本人達が大声で読みあげていくのがまた面白かったです。

ちなみに長妻くんのセリフは

『宮本隆良!休学を経て〜アートの扉にてセンスオブクリエイティブ連載準備中〜想像集団「世界のプロローグ」所属。〜最近はコラムや評など文章を書くことにも興味。人との出会い、言葉を交わすことが糧になる。』(少し割愛してます。ここは小説と全く同じ。)

その後は5人それぞれが自己の様々な葛藤を表現したかのようなダンスを踊ります。
途中横1列になってそれぞれが自分のセリフを大声で叫ぶのですが、長妻くんがいつどこのセリフを言っているか最後まで聞き取れなかった。どなたかわかる方いらっしゃったら教えていただきたいです。その後、3拍子で雨乞いのような動き(語彙力)をするところが不思議ダンスでなんだか癖になりました!(マジで語彙力!!)家で真似するね!

②『ダウト』
就活が辛いと言われる理由は、2つあるように思う…と小説での拓人の心の声を歌とダンスで表現しています。長妻くんは小野田さんとシンメで、『傷ついてく自尊心』の部分を歌っていました。小野田さんと長妻くんはスーツでのダンス。スーツ萌えとしてはたまらなかったです。

③『俺は俺で生きていたいから』
隆良くんが、就活することに意味を見いだせない。と、とにかく熱く語るシーンです。いつものニコニコナガツマンからは想像出来ないほどの、いや〜な表情と、周囲を馬鹿にしたような声色で話す長妻くんが新鮮すぎた!『じゃあ、隆良は就活しないの?』に対して、『ふっ』と鼻で笑うのと、眼鏡をクイッと上げる仕草が、理屈っぽい隆良の性格を表していて最高!!

そしてラストの決めゼリフ、『俺は俺で生きていたいから…!』ここまでかなりの長ゼリフなので、私の中では『今回も決まりましたー!』って毎度毎度達成感が凄かった。


③『Stand up!!』
私が一番感動したのはこのシーンかも知れません。拓人の隆良に対する心の叫びが、歌とダンスで見事に表現されているのです。
就活サイトがオープンする頃になると…と小説と同じフレーズから始まり、隆良くんと拓人くんがそれぞれの思いを歌とダンスで表現します。
『同じ顔だらけ!コピーロボット!』は長妻くんの唯一のソロなので、毎度ワクワクしながら聞いていました。初見のときは小野田さんが網タイツで出てきて、びっくりしましたが、美声すぎるし踊り上手いしで、網タイツに違和感感じなくなるのが凄い!笑
最後に隆良以外の5人が横一列になって歌うのですが、その後ろで片足上げて座っている隆良くんが超絶イケメンで苦しかったです…!

④『ファッションショー』
とにかく高身長隆良くん、衣装が似合いすぎてファッションショーレベルでした。本当に本当に、長妻くんにモデルのお仕事、よろしくお願いします。改めてお顔小さいし手足長妻くんだなーと、衣装を見るのも毎回の楽しみでしたね(^^)

⑤『出版社S一次面接』
瑞月と拓人が、面接会場で隆良を見た!と言っている時に後ろで演技をする長妻くん。『面接中に脚を組んでしまって注意される隆良』を演じてる日が何回かあって、芸が細かくて良かったです。大体が『調子にのって喋りすぎて、最後はバツの悪そうな顔でお辞儀をする』っていう感じの演技でした。

⑥『あれ、拓人タバコ吸うんだっけ?』
大学の喫煙所
拓人と隆良2人のシーン。
隆良がタバコを吸おうとすると、
拓人が『広告会社の面接いたよなー?』(就活しないって言ってたのになー?みたいな嫌味が含まれている。顕嵐ちゃんめっちゃ嫌な言い方する好きw)
と話しかけてきて、隆良はタバコをベンチに置き、え?となります。その後も拓人に嫌味を言われ続け、イライラして貧乏揺すりをする隆良ですが、ギンジの話を振られると、『あぁ、ギンジくん!』と嬉しそうに語り始めます。
顕嵐ちゃんいやな言い方うますぎるし、長妻くんのイライラの表現も良くて、またジャニーズ2人で演じても、きちんとジャニっぽくなくて、舞台として成立していたことに、鳥肌が立ちました
他事務所の俳優さんと一緒にやっているからではなくて、彼ら一人ひとりがきちんと成長していることの証明のように感じて、このシーンはそんなことを考えながら見ていました。

⑦『自分の中にあるうちはいつだってなんだって傑作なんだよな』
『ギンジとの仕事が無くなった!俺は質の悪いものを作りたくない。やっぱり就活なんてしなくて正解!』という隆良に対して、瑞月が『10点でも20点でもいいから、自分の中にあるものを出しなよ!』と本音をぶつけるシーン。その後、隆良が悔しさなのかな。図星だったんだろうな。

読み進めるといいつつ全然読み終わらなかった分厚い本『思想を渡り歩く』を手にとって、読もうとするんだけれどどうも感情がおさまらずに、とうとう本を破り捨てて、床に叩きつけて顔をおおってしまう…という演技がもう最高!

長妻くんの見たことない表情を見る事ができて、本当に良かったです。

⑧『一日一写真』
ポピーを見に理香と遠出した隆良くん。茶色いハットを被ってカメラを手につぶやきます。
そのシーンが、ニコニコ隆良くんで可愛いーーー♡

⑨『一緒に暮らすってそういうことじゃないと思う』
拓人のもう一つのアカウント、『何者』の内容が明らかになっていきます。
理香と隆良はお互いに格好つけながら暮らしているというシーンでは、美山さんと長妻くんが2人で社交ダンスしながら出てきます。このシーン好き。
まあ基本隆良に対するつぶやきが多いので、お陰様で隆良くんがちょいちょい出てくるのが有難い。
拓人に荒々しくスーツのジャケットを投げつけられたりとなかなか精神的にも肉体的にも?ボコボコにされる隆良ですが、何と言っても大宙!かっこよかったです。あの高身長での大宙は、やっぱり迫力あるー!
でもやはりここは顕嵐くんのコンテンポラリーダンスが凄すぎて…毎度このシーンで目がうるうるしました。就活する学生の苦悩、そして自分の闇と向き合ったときの人間から溢れる感情、全てをダンスで表現しています。最後の面接のシーンではもう汗だくで…。
本当に素敵でした。

⑩カーテンコール
最後のシーンが終わったあとに見せる長妻くんの表情は、完全に長妻怜央に戻ってニッコニコなので、なんだかふっと気が抜けて、安心できる瞬間でした。
初日見たときも、完全に舞台に引き込まれて、長妻くんのことも隆良として見ていたので、カテコになった瞬間の長妻くん見たときに、あー、私の知ってる怜央くんだー!ってなりました。
カテコで一人ずつ名前を紹介するときに、阿部顕嵐で一際大きい拍手が鳴るんだけれど、その瞬間毎度嬉しそうにニコーッて笑う長妻くんが、優男だしメンバー思いだしで、好きでした。

楽日の長妻くんの言葉(覚えていることをなんとなく)
はい!(元気よく手を挙げ)宮本隆良役の長妻怜央です!今回初めて外部でやらせていただいて、ほとんど何も知らない状態だったので、演出家の丸尾さんに本当に一から教えていただきました。
教わったときに良くわかっていなかったことも、舞台を通して理解し、学んで行くことができました。
ありがとうございました。

終始ニコニコの可愛い長妻くんで、ファンも長妻くんがお話するときに笑っちゃって、『なんですか!?』
って言うのもまた可愛かったです。

言葉は拙かったけれど、でもきちんと伝わりました。

楽日は、私も隣のお友達も含め沢山のファンが泣いていて、(途中からヲタの啜り泣く音が響いていた笑)それだけ愛される舞台だったんだなーって、こんな素敵な舞台に長妻くんが出演できて本当に本当に良かったなーって思いました。

欲を言えば映像化…でも厳しそう…なので、いつまでもこの感動を忘れないでいるためにも、今回こうしてブログを書きました。本当は舞台全ての流れを記録に残しておきたいところですが、そうすると小説のネタバレも甚だしいところなので…もしこのブログを読んで何者気になる!という方がいらっしゃいましたら、是非小説を読んでいただけたら嬉しいです。

最後に言いたいのは何よりこの2週間で、長妻くんが本当に大きく成長した事です。もし今後また演技のお仕事を頂いたときの長妻くんが楽しみでしかありません。

さて、次は湾岸ライブ、そして1月帝劇。
本当に1年中忙しいですね。でも楽しい。

長妻くんが目指す何者か』をこれからもずっと応援し続けたいです。